【登壇質問】
運転免許返納などで車が運転できない方にとって移動は非常に不便なものです。今後も高齢化が進んでいきますので、匝瑳市でも向き合っていかなければいけない大きな地域課題の一つであります。
循環バスは利用者の減少によって便数が減り、今後も地域によっては減っていくことが予想されます。そこを補完するのがデマンド型交通であると認識しています。時刻が決められているバスとは違い、デマンド型交通は、予約が入っていなければ利用したい希望の時刻に自宅の前など、利用しやすい場所まで迎えに来てくれるため、バスよりは料金が高いものの利便性の高いサービスであるはずです。ですが、利用者からは、利用しづらいという声を聞きます。
一つは、運転士の方の昼休憩を取らなければいけないため、利用ニーズの高い時間帯に空白時間が生まれてしまい、午前中で用事が済んでもお昼にかかってしまうと利用できないことです。その辺の不便さについて市としてどう認識しているでしょうか。解決策として、例えば運転士を1日のうち前半と後半で交代制にして、空白時間が生じないようにすることはできないでしょうか。
そして、もう一つは、登録に関してです。移動が困難な高齢者にとって、登録のために市役所や野栄総合支所まで行くこと、そして新たなサービスを利用することに対するハードルは高いのではないでしょうか。つまり、循環バスで不便を感じていて、本当はデマンド型交通を必要としているのに、そこにコミットできていない、最初の入り口のところで、登録控え、利用控えが起きてしまっている方が一定数いるのではないかと感じています。
そこで、提案したいのが、出張っていく行政、アウトリーチです。例えば、各地域で百歳体操をやっています。希望があれば、そのタイミングに合わせて担当職員が出張っていき、説明、そして登録をその場でできるようにするということはできないでしょうか。百歳体操でなくても説明や登録を希望する方が数名程度いれば、同じように出張っていく。課題を解決するという目的を果たすために、かゆいところに手が届く行政サービスをお願いしたいと思います。
【回答】市長
デマンド型交通は、現状、市内を北部エリア、南部エリアの2つに分け、各エリアを車両1台ずつで運行しており、令和5年4月の運行開始以来、利用者数は増加し続けております。そうした中、時間別の利用状況から、12時から13時までの利用ニーズについては、一定程度あるものと認識しております。しかしながら、この時間は、労務管理上、乗務員の休憩時間としており、休憩時間の時間も検討いたしましたが、他の時間帯に影響が出ることなどから、現状では難しい状況となっております。
このため、市といたしましては、他の時間に御利用していただくか、地域交通利用料助成事業の活用も踏まえ、タクシーを御利用していただきたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
なお、議員から御提案のありました、午前と午後で乗務員を交代しての運行につきましては、事業者の乗務員不足等の課題があることから、現状では難しいものと考えておりますが、匝瑳市地域公共交通活性化協議会での今後の課題の一つとして参考にさせていただきます。
続いて、デマンド型交通の説明、登録につきましては、デマンド型交通は、広報そうさや市ホームページ、匝瑳市総合公共交通マップ等で周知を行っているところでございますが、こうした中で、登録するかどうか迷っていたり、御不明な点があれば、担当課までお問合せしていただきたいと考えております。また、登録は、市役所の窓口、郵送、ファクスで受け付けておりますので、登録される方が可能な方法で御提出いただければと思います。
なお、議員から御提案のありました一定の市民が集まる場所へ出向いての説明、登録受付につきましては、今後、検討してまいりたいと考えております。
【再質問】
1、
事業者の乗務員不足とのことなんですけれども、現在、デマンド型交通は、北と南で1台ずつ、合計2台運行しているわけなんですけれども、運転士は年間を通じてお二人だけで回しているんでしょうか。体調不良のときなど都合がつかないとき、イレギュラーの対応はどのようにされているんでしょうか
【回答】環境生活課長
デマンド型交通を運行している事業者につきましては、一般タクシー事業も行っておりまして、デマンド型交通の乗務員は、こちらの乗務員も兼務をしております。このためデマンド型交通の乗務員は年間を通じて2人ではなく、一般タクシーを兼務しながら複数人で運行しております。例えば、1名の乗務員が体調不良になった場合でも、ほかの乗務員が対応できる体制となっております。そうした中で、デマンド型交通の乗務員につきましては、実質的に1日各エリア1名とし、休息時間を取りながらの運行となっている現状でございます。
2、
現在、複数人が日替わりでやっていることを半日交代でできないものなんでしょうか。
【回答】環境生活課長
あくまで委託先のほうの従業員不足の関係もございまして、市長答弁の中でもございましたけれども、今後の公共交通の活性化の協議会の検討課題といたしまして、参考とさせていただきたいと考えております。
3、
委託している事業のほうの都合も聞かないと分かりませんが、私の頭の中では何かできるんじゃないかと思うんですね。いずれにせよ協議会に諮ってということになるんですけれども、この提案というのは協議会に諮っていただけますでしょうか。
【回答】環境生活課長
協議会での検討課題とさせていただきます。
4、
登録をするには、窓口に直接来る以外に郵送、ファクスでも受け付けている、そして、課としては分からないことがあれば何でも聞いてくださいという体制で市民に開かれているなとは感じているんですけれども、独居の高齢者ですとか、家族と住んでいるものの若い人は働きに出て日中お一人で暮らしているような方というのは、困っていても行動に移す一歩が踏み出せていないといいますか、私たちにとっては難点ないこと、例えば、市役所に電話して聞いてみるというようなことさえもハードルに感じてしまって聞けずにいる、困っていても自分で解決に向けて動けずにいるような方々が潜在的に一定数いると私は感じているんですけれども、市としてはどういうふうに認識されているでしょうか。
【回答】環境生活課長
議員がおっしゃるとおり、市役所へ電話することなど、そういったものに関しましてハードルに感じるというような、自分でなかなか動くことのできない市民の方、こういった方々も一定数いるものというふうに認識をしております。このため、市といたしましては広報そうさや市ホームページ、匝瑳市総合公共交通マップ等を通じて分かりやすい周知に努めているところではございますけれども、何か分からないことや相談したいことがございましたら、御本人からの連絡はもちろん、代理の方からでも結構ですので、そういったものに関しては丁寧にお話を伺いながら対応のほうをさせていただきたいというふうに思います。何かありましたらお気軽にお問合せをいただければというふうに考えております。
5、
その一環として、まず、百歳体操であったりの団体にデマンド型交通に関して、職員が来て、直接の案内や登録を必要としているのか、まずは聞いてみるということも大事だと考えますが、いかがでしょうか。
【回答】環境生活課長
市といたしましても、まずはそうしたニーズがあるかどうかを把握するということは非常に大切なことだというふうに考えております。百歳体操などの団体を所管する関係課と検討してまいりたいというふうに考えております。
6、関係課と検討ということで、百歳体操なんかですと、時々、高齢者支援課の職員が顔を出すこともあるかと思いますので、その辺の需要があるかどうか聞いてもらうだけでも連携してやってもいいと思いますので、よろしくお願いします。デマンド型交通の担当は環境生活課ですけれども、利用するのは高齢者、目的は高齢者支援かと思いますので、よろしくお願いいたします。
そして、郵送やファクスでも登録オーケーでありがたいんですけれども、家にプリンターやファクスがない人はどうするんだというところもあります。登録用紙を郵送で送ってくれと言ったら送ってくれるんでしょうか。
【回答】環境生活課長
郵送で送ることは可能でございます。
とてもありがたいことです。
免許を返納したら困るという市民の認識のままでは、無理してなるべく免許を返納しない、免許更新で止められるまで運転という判断になります。それが、もしかしたら高齢者の交通事故にもつながってくる問題かと思いますので、車を持っていなくても、免許を返納しても安心して暮らしていける地域を目指して取り組んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。
匝瑳市財政、大変厳しいですが、そんな中でも、少しでも希望が感じられる令和8年度が迎えられることを願いまして、私の一般質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。