先日‥‥と言ってももう結構前のことですが、匝瑳市にある無農薬の食材を使ってお食事を提供している「たけおごはん」さん主催で、藤原ひろのぶさんのお話し会があったので聴いてきました。
藤原さんと言えば、「EARTHおじさん」が有名になるんでしょうか。僕も絵本を1冊持っています。
安さの先には児童労働や正当な対価が支払われず働いても働いても生活が困窮している人たちがいます。または、環境のことに配慮されずに大量生産されているものもあります。
お金を支払う、ということは、そのことに賛同するということ。
そのことに投票するということ。
その投票の積み重ねで未来は出来ていきます。
お金の行き先を想像することは、とても大切なこと。
そんなことを教えてくれる絵本です。
藤原さんは、物やお金が豊かではない国で活動されてきましたが、そこには”かわいそう”という気持ちはなく、当たり前のように行動し、施しではなく対等な関係で活動されているのが分かりました。
子どもの頃から、「どんなに周りのみんなが正しいと言っても間違っていると思ったら間違っていると言いなさい」と教えられてきたそうです。「もし、それで自分が間違っていると途中で気づいたら謝ればいい」と。
日本は特に多数の意見に流されがちです。しかも、それはちゃんと自分で調べず、「誰々が言ったから」「テレビで言ってたから」とか、何となしに正しいと思いこみ、それが世の中の正解とされていることも多いです。
コロナの一連の動向は、世の中の弱点を炙り出したように思います。
藤原さんのお話の中で記憶に残ったことがあります。
A 線路に石を置いた人
B 線路に石があることに気づいたけど、何もしなかった人
C 線路の石を取り除いた人
3人のうち、Aの人もBの人も同じ罪、だと。
だから間違いだと思いながら間違いに同調するのは、自分もその間違った世界を作り上げている一因なんだと。
僕自身も思いたる節があるので、この大切なことを肝に銘じようと思います。大切なことをたくさん教えられ、尚且つ、とても楽しいお話し会でした。