教育についての本

この本とても面白かったです!

これまでの教育は、テストで高い点数を目指し、一方通行のひたすら暗記をするような教育でした。

それが良かった時代もあるかもしれませんが、時代が変わっても同じように続け、(言い方が悪いですが、)指示がなければ動けないような人、問題があっても当事者意識が欠けたような社会を作ってきたようにも思います。

また、学校では同じことが良しとされるのに、社会に出ると違いを求められる、という学校と社会が噛み合っていなかったとも思えます。

子どもたちに民主主義を教えよう、というタイトルですが、民主主義は考えの違う人が、お互いに合意出来る上位目標に向かい、対話を重ねることで合意形成をしていく。それを繰り返すことが大事なんだと伝えてくれています。

本当に出会えて良かった1冊です。

教育関係者だけでなく、保護者やたくさんの人に読んでもらいたい考え方だと感じました。

自分が最近考えていたこととドンピシャということもあり、付箋貼りまくり〜!(笑)

文科省も学習指導要領で、

「これからの社会が、どんなに変化し、予測困難になっても、自らが課題を見付け、自ら学び、自ら考え、判断して、行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしい」と伝えています。

受け身の教育から、主体的・対話的深い学びの時代へ変わっているので、自分の子どもに伝えられるように親としてもしっかり学んでいきたいです。

教育は面白いし、社会を変える力を持っています。

そして、こちらも面白かった。

移住雑誌のTURNSで教育についての特集。

教育が地域を変える。

こういうのを読むとワクワクします。

次の学習指導要領では、各授業時間を短くして、余った時間を活用し、それぞれの創意工夫がより重視されてくるそうです。

全国どこでも同じような質の教育が受けられるのは素晴らしいことですが、画一的な学びから飛び出して、その地域ならでは、その学校ならではの学びに進んで欲しいです。

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