2025年12月一般質問④「こども基本法の取り組みについて」

子ども施策を社会全体で総合的かつ強力に推進していくための包括的な基本法として、こども基本法が令和5年4月に施行されました。この法律の制定の背景には、子どもの権利条約が挙げられます。1994年に国連の子どもの権利条約に日本は批准したものの、子どもの権利が守られるべきと定める法律は整備されませんでした。

  その後の日本では、いじめの重大事態件数、不登校の子どもの数、児童虐待事件数が過去最多を更新、10代の死因の最多は自殺、子どもの相対的貧困率は11.5%。ほかにも、諸外国と比べて、子どもの自己肯定感や幸福感の低さなど、子どもを取り巻く環境は厳しさを増し、子どもの権利が守られているとは言い難い状況が続きました。

  こども基本法は、子どもの権利条約の4つの原則である差別の禁止、子どもの最善の利益、生命・生存及び発達に対する権利、子どもの意見の尊重の趣旨を踏まえて基本理念がつくられており、全ての子どもが将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現を目指しています。

  匝瑳市では、こども基本法に基づく施策や取組、または反映された考え方はあるでしょうか。また、意見表明権、子どもの意見の尊重に関して、学校現場でどういった取組があるのか伺います。

【再質問】

1、こども基本法や子どもの権利条約の認知度がまだまだ低く、匝瑳市においても、特に内容については知らない市民も多いのではないかと感じています。まず、知ることが大事だと考えますが、認知してもらう取組はありますでしょうか?

2、周知する際には、事務的にではなく、子どもに知ってもらうものですから、柔らかい感じの発信をお願いしたいと思います。全ては知ることから始まります。

  それで、こども基本法では、自治体においてもこども計画の策定が努力義務とされています。匝瑳市では、子ども・子育て支援事業計画がありますが、こども基本法との関連はありますでしょうか?

3、私、子どもの意見の尊重に着目しておりまして、子どもや子育て当事者の意見を政策に反映させることなどが定められています。意見を聞いて政策に反映することの意義に、子どもや若者の状況やニーズをより的確に踏まえることができ、施策はより実効性のあるものになると書かれています。

  これまでもアンケートなど、当事者の意見を聞くことは取り組んできたと認識していますが、今後、大事な施策の策定時には、直接子どもの意見を聞く場を設けることも大事だと考えますが、見解を伺います。

4、年齢に応じて言える範囲は違いますが、きっと意見は持っています。小さなことでもいいんです。何か自分や自分たちで考えて、意見が反映された経験を通して、自分も社会の一員なんだという実感を持つきっかけになると思いますので、権利の主体ですから、子どもの社会参画を促していただきたいと思います。木更津市は行政の取組でも非常に子どもの存在を感じますので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

  それで、学校での取組について質問いたします。

  現在、既に活発な取組がされていると認識いたしました。こども基本法のこども大綱の中で、意見表明、社会に参画する上でも欠かせない意見形成の支援を進め、意見を表明しやすい環境づくりを行う、困難な状況に置かれた子ども・若者や様々な状況にあって、声を聞かれにくい子どもや若者等について十分な配慮を行うとあります。

  自分の意見を言うことに関して、人によって得意不得意があると思いますし、意見を言いづらい困難な状況にある子もいるかと思います。そういった人も意見を言いやすくなる工夫、環境づくりなど心がけていることがありましたらお聞かせください。

5、
今行われている中教審の議論の中でも、学校の中での意見表明、合意形成参画の機会を充実させていく必要性が取り上げられています。私は日本は対話を通じた合意形成をさせる文化が乏しかったと感じております。こども大綱の意義にこうあります。子どもや若者にとって自らの意見が十分に聴かれ、自らによって社会に何らかの影響を与える変化をもたらす経験は、自己肯定感や自己有用感、社会の一員としての主体性を高めることにつながる。ひいては、民主主義の担い手の育成に資すると。民主主義の担い手を育てていくためにも、意見表明、対話による合意形成、意見の反映のより一層の充実が必要かと考えますが、見解を伺います。


今のこの社会の中で学校の取組、私非常に楽しみにしています。私も自分の手の届く範囲で一生懸命やりたいと考えています。

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