【登壇質問】
公衆トイレの3Kを御存じでしょうか。「暗い」、「臭い」、「汚い」、このようなネガティブな場所は、自然と人の目が行き届かなくなり、利用もしづらく、いつしか怖い場所になってしまいます。近年では、この「怖い」も含めて4Kと表現されることもあるそうです。
八日市場北口の駅前トイレは清掃されているので、「臭い」、「汚い」はあまり当てはまらないかと思いますが、暗くて、怖くて、利用しづらいというのは、市民の方からお声をいただきます。特に女性トイレです。
八日市場駅は匝瑳市のメインと言える主要駅ですが、私たちにとってはなくてはならない存在のトイレが利用しづらいというのは課題であると私は認識しています。建て替えて明るく快適な空間になればいいのですが、市が取り組む優先順位としては高くはなく、しばらくは現状維持になってしまうのではないでしょうか。
そこで、提案したいのが、民間事業者が行っている全国公衆トイレ漆喰DIY運動です。こちらは栃木県のしっくいの事業者が社会貢献としてボランティアでやっているため、費用がかかりません。参加者を募り、プロの方指導の下、市民自らの手でトイレを生まれ変わらせる取組です。これまでもたくさんの小学生の参加実績もあり、駅をよく利用する高校生をはじめ、小・中学生でも参加し、DIYでしっくいを塗ることができます。
しっくいの消臭性や明光性によってトイレを明るく快適な空間へ変えるだけでなく、自分たちで塗ったという愛着がトイレを大切に使う心を育み、また、今のしっくいは様々なカラーがあるので、カラフルな模様や絵を描くことで自然と訪れる人の目を引き、公衆トイレは敬遠される場所ではなく、もっと身近な場所へ生まれ変わらせることができるのです。今の匝瑳市にぴったりな取組ではないでしょうか。
ぜひ、やりませんか!
【回答】市長
現行のトイレは、駅前広場整備の一環で平成11年12月に駅構内トイレとの合築施設として完成したものでございます。現在、週に3回、匝瑳市シルバー人材センターへの委託により清掃を行い、清潔の保持に努めているところでございます。
入り口側の建物の全面や側面には採光部分を設け、建物内の壁等も白系としているものの、近年整備された他のトイレ施設と比べますと、議員御指摘のように、夜間に限らず、利用者にとっては暗いといった印象を持たれてしまっているものと考えております。
このたび議員から御提案のございました全国公衆トイレ漆喰DIY運動につきましては、栃木県に所在するしっくいメーカーが、社会貢献活動の一環として、地域ボランティア等の参加を募った上で地方自治体が管理する公衆トイレ等の壁を塗り替えるイベントとして展開しているものと認識しております。また、同社のしっくい製品が無償で提供されるなど、施設管理者の費用負担なく公衆トイレの再生に取り組むことができることから、地方自治体にとっても利点があるものと承知しております。一方で、この取組では、しっくいを用いて壁面の塗り替えを施工することから、既存施設の壁面との適合性や施工後の維持管理等の面で検討すべき事項があるものと考えております。
この取組をはじめ、市の費用負担が極力生じず、また、市民参加によって公共施設の機能や市民愛着度の向上が図られる取組は、市民協働の推進の観点からも有意義なものであると考えておりますので、先進事例について調査研究してまいりたいと考えております。あわせて、引き続き駅前トイレを含めた公衆トイレの清潔保持に努めてまいります。
【再質問】
1、北口トイレの修繕工事や建て替えなどの予定というのは、しばらくないんでしょうか。
【回答】都市整備課長
八日市場駅トイレにつきましては、平成11年12月の完成以来、26年が経過し、劣化も進んでおりますので、手洗いの詰まりなどの必要な補修や修繕を行い、トイレの機能維持に努めております。現在のところ、具体的な建て替えの計画はございません。
なお、八日市場駅のトイレは駅構内のトイレと合築の施設であることから、大規模な修繕、あるいは改築の必要が生じた場合には、JR側との協議を図りながら検討を進めることとなるものと考えております。
2、建て替えなどの計画の予定はないとのことです。そうなると、やはり今回のこの提案をお勧めしたいと思います。
それで、懸念事項として、屋根がなくて雨にぬれる場合、雨垂れの跡が残ってしまうようなことがあるそうです。しかし、そもそも雨垂れしても汚れが目立たないようなデザインにすればいいですし、それでも気がかりであれば、外側はやらなくても雨にぬれない内側だけやるという選択もあります。雨にぬれなければ耐久性がしっかりあると、しっくいの事業者の方が自信を持っておっしゃっていました。課としての懸念事項を早急に調べて、市民協働の推進にもなりますので、できる限り実現させませんか。
【回答】都市整備課長
漆喰を用いた施設改修に係る課題の検討についてのお尋ねですが、先ほど市長から御答弁申し上げましたとおり、既存施設との整合性や施工後の維持管理などの面での検討すべき事項がございます。一方で、議員の御提案をはじめ、市民参加によって施設改修ができれば、市長からも御答弁いたしましたとおり、市民協働の推進の観点からも有意義なものであると考えておりますので、先進事例について調査研究してまいりたいと考えております。
3、
私、これ提案した者として、これをもしやるとなった場合、責任を持って、スケジュールが無理がない限り、なるべく参加しようと思っています。それで、市長はお忙しいので、無理はしなくてもいいですし、約束はしなくてもいいんですけれども、やるとなった場合、市長もぜひ一緒にやりませんか。
【回答】市長
ちょっとこのことについて直接なかなか御答弁はできませんけれども、私も本当に市民協働ということでは非常に重要だと思っていますし、市民と皆さんがいろいろとお力添えいただいていることも事実で、私自身も協力できること、また現場に行って直接感じるということは非常に大切にしておりますので、ぜひ、そのような機会があれば、市民協働という機会があれば、私も当然、参加、できる限りしていきたいという考えを持っております。
ありがとうございます。
今、世界情勢は厳しく、匝瑳市も財政が厳しい中ですが、不安ではなく希望に塗り替えていきたいものです。