3月一般質問③「公民館講座の予算確保」

公民館講座は、市民の方が趣味を楽しんだり、新たな生きがいとなるものを見つける場であり、

同じ楽しみを持つ人同士が集まって一緒になって行う文化的な活動は、暮らしを充実させるものです。

それを物語るように、講座の参加者はとても生き生きとしています。

さらに、体操やストレッチなどの講座は健康を維持するために貢献していたり、

座って手先を動かすような講座は脳の衰えを防ぐため、将来的な医療費の削減や健康寿命を延ばすためにも大事な活動だと思うのです。

ですが、ここ数年予算が少しずつ削れられ、「コマ数が減って困っている」という声を講座の受講者や先生からいただきます。

今後、できれば予算を削らず、現状の水準で継続して欲しいと願います。

これまでの予算の推移と予算が減っている理由、今後の方針をお聞かせください。

回答:

公民館講座の予算が減っているとのことですが、コロナ禍により、受講者数の申し込みが少ない講座の回数を減らしたこと、講師の都合により開催できない講座を見送ったことなどによるものです。

なお、翌年度の講座のさらなる充実を図るため、毎年、各講座の最終回に講座についてのアンケートを実施しております。このアンケートによりますと、受講者の皆様からは肯定的なご意見を多くいただいています。

いただいた受講者の皆様の声を参考に講座内容の見直しや新たな講座の掘り起こし等に努めているところであります。

ご質問をいただいた公民館講座開催事業の予算の推移につきましては、

令和元年度 1,120千円、

令和2年度 1,261千円、

令和3年度 1,266千円、

令和4年度 1,045千円、

令和5年度   986千円と推移しています。

 令和6年度以降の公民館講座についても、市民の学習の場として充実した内容の講座を開催して、市民からの要望に応えられるよう努めてまいります。

再質問:

1、1回あたりの講師の謝礼は、基本いくらでしょうか?

答:近隣の講師の場合、5000円。

  遠方の場合、交通費を勘案して7000円。

2、ここ数年で予算が多かった年(令和3年)と令和5年度では、28万円の差がある。

単純計算で、講座何回分になりますか?

答:近隣講師の場合、56コマ分

  遠方講師の場合、40コマ分

市全体の予算で言うと28万円は少額になりますが、公民館講座の28万円というのは大きい!

講座の数が多ければ良いというわけではありませんが、元々あった講座が減ると悲しいものです。

講師の方は、それで生計を立てている方もいらっしゃいます。

コマが1つ減り、2つ減りするとボディブローのように効いてくる訳です。

3、全体の受講者の人数の推移は、どうなっていますか?

答:

平成30年度は、2,402人、令和元年度は、2,397人で、

コロナ禍前の受講生は1年間で2,000人以上の受講生がございました。

 コロナ禍の令和2年度は、1,733人、

令和3年度は、1,805人、

令和4年度は、1,656人

コロナ禍では、1年間で1,700人前後の受講生。

 受講生が減少している要因としては、コロナ禍により定員を制限したことや、『はじめての陶芸教室』講座の開催途中で、陶芸窯が壊れたことで、教室が中止になったことなどがあります。

 なお、本年2月に3年ぶりに開催した「公民館まつり」では各受講生が講座を通じて、制作した芸術作品の展示をはじめ、芸能発表などにより多数の来館者でにぎわいを得ることができました。

 今後とも、公民館講座がさらに盛り上っていくように充実した内容の講座に努めてまいります。

これからはコロナ以前の盛り上がりを取り戻して行って欲しいと願います。

今回、私が言いたいのは、もっと充実させて欲しいとか、もっと頑張って欲しいとかではなく、

公民館講座は既に市民の満足度が高いんです!

大変素晴らしいことですので、是非、予算を削らず維持していただいて、

引き続き!

市民に充実した文化活動の場が提供し続けられるように要望いたします!

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