12月一般質問③ 「ゲノム編集作物」について

※ゲノム編集は、狙ったDNAを切断し、突然変異を利用して、その生物の性質を変化させる技術のこと。

Q、

ゲノム編集食品が、2019年10月から「表示義務なし」に流通させることが認められました。

現在、高GABAトマト、可食部増量マダイ、高成長トラフグの3品が届出されており、知らぬ間に食卓に並んでいる可能性が高まっています。

これを体内に取り込むことによる長期的な安全性に関する情報は不十分です。

そして、開発企業がゲノム編集トマトの苗を無償配布する計画を進めています。

2022年度に希望する全国の福祉施設へ。

2023年度には希望する全国の小学校へ。

民間の団体の調査によると、受け取らないと答えた自治体は154、受け取ると答えた自治体は0です。

これは予防原則に立った対応であり、高く評価できます。

匝瑳市でも同様の対応をしていただきたいと願います。

A、市内の公立保育施設、小中学校では受け取っていない。今後も受け取るつもりはない。

★要望

全国には遺伝子組み換え作物の栽培を禁止する条例を制定している自治体もある。(北海道、新潟県、宮崎県綾町)(今治市は禁止ではないが、1年以内の栽培など厳しい規制)

ゲノム編集作物も栽培を禁止する強い規制がないと止められない。

匝瑳市では空中散布で、生態系や人体への悪影響を及ぼすネオニコチノイド系農薬を使っていません。

これはとても高く評価できる取り組みです。

農薬を使わない農業は理想ですが、現実的には日本の食料を支えているのは農薬を使った農業です。

その中でも環境にとって、人体にとって危険性のあるものは、使わない、できれば禁止していくことで、匝瑳市の豊かな環境や市民の健康が守られていくと思います。

今後、

遺伝子組み換え作物やゲノム編集作物の栽培を禁止する

ネオニコチノイド系農薬や発がん性のあるグリホサートを主成分とする除草剤を禁止する などの

指針を作っていただくよう要望いたします。

何かをやることも市の特色になりますが、やらない(使わない)ことも特色になります!

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