今は、社会人の女性でもスラックスを履くのが普通になっています。
ですが、市内女子中学生の制服はスカートしか選択肢がないように見受けられます。
これからの時代を生きる子どもたちが、一般社会より遅れている、ということはあってはなりません。
ジェンダーの問題、寒さの問題もありますが、そもそも
「女子=スカート」という古い価値観をいち早く脱却しなければいけないのではないでしょうか?
悩んでいる生徒にとっては早く解決して欲しい問題です。
もちろん、中にはスカートが好きという生徒もいるかと思います。
大事なことは、「選択肢」があること。
スカート一択ではなく、スラックスもあって当然だと考えます。
この問題にどう対応しているでしょうか?
【回答】
多様性や機能性の観点から、女子の制服にスラックスを採用している学校が全国的に増えていることは承知している。本市の中学校においても、女子の制服において従来のスカートに加えて、新たにスラックスタイプの制服を選べるような対応をとる予定である。
【再質問】
1、男女で形が違うから問題が出てくる。 形を統一したり、あるいは制服そのものの必要性を検討や協議されたことはあるのか?
答: 制服そのものの必要性について、検討したことはないが、現在の市内中学校の制服は、何十年も前から同じデザインであり、一部からはデザイン変更の要望もある。従って、今後、そう遠くない時期に、制服のモデルチェンジをすることがあれば、多様性に対応したジェンダーレス制服の採用も含めて、各学校において検討されるものと考えている。
2、制服は窮屈さなど、着用することでのストレス、夏は女子生徒は透けないように重ね着をしなければいけなかったり、機能性に疑問もある。市役所職員も働きやすい服装にしているように、中学生もポロシャツなど、動きやすい服でもいいのではないか、という声もある。他の自治体では制服について、保護者や生徒にアンケートをとっているところもありますが、匝瑳市ではアンケートをとったことはあるのか?なければ、アンケートをとるのも良いと思うが?
答:制服についてのアンケートを取ったことはないが、制服のモデルチェンジの際には、機能性、耐久性、経済性、デザイン等について、生徒や保護者へのアンケートを実施して、モデルチェンジが行われるものと考えている。
3、学校が決める衣替えのタイミングに縛られ、気温に見合わず、暑かったり寒かったりという問題は起きていないか?
答:近年の温暖化に伴い、市内中学校においては衣替えのタイミングについては、夏服、冬服どちらでもよい期間を長めに設定するなど、気温に応じた柔軟な対応をしている。特に新入生については、教員が生徒の様子をよく観察をして、自分の体感や体調に合わせて、上着の着脱をするように配慮をしている。